世界農業遺産に認定され、世界最大級を誇るカルデラ(火口)の中で人々の暮らしを営んできた熊本県・阿蘇エリア。その南に位置する南阿蘇村には全国名水百選「白川水源」をはじめとする湧水地が点在し、草原ではあか牛の放牧による畜産が営まれ、大自然を満喫できるアウトドア体験も盛ん。国内外から多くの観光客が訪れています。
毎分約60トンもの湧水を誇り、環境省の「名水百選」にも選定されている白川水源
大草原で草を喰むあか牛の姿は、阿蘇を代表する風物詩の一つ。毎年3月になると地元民やボランティアの人々が草原へ火を放つ野焼きによって、一千年にもわたる原風景が保たれてきました。
そんな南阿蘇村の魅力を発信し、持続可能な観光地を目指して活動する「一般社団法人みなみあそ観光局」では、一緒に活動してくださる仲間を募集しています。南阿蘇村の地域おこし協力隊として移住し、みなみあそ観光局の「地域コーディネーター」となって最長3年間、活躍していただきます。
「地域コーディネーター」と聞くと、特別なスキルが必要では?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。観光案内所ですので、パソコンの基礎的なスキルや自動車の運転免許があると便利。ですが、とくに決まった仕事があるわけではなく、まずは南阿蘇に入って地域交流を深めて、そこから見えてきた課題に取り組みながら「住み続けたい南阿蘇村」を一緒に目指していただきます。
活動拠点は「道の駅あそ望の郷くぎの」にあるアクティビティセンター南阿蘇。南阿蘇村の観光案内所として観光情報やアクティビティを紹介するほか、電動e-bikeや自転車のレンタサイクルサービスも行っています。
「農業」と「観光」を軸とする南阿蘇村の中でも、みなみあそ観光局は「観光」を大きく成長させる土壌作りがおもな仕事です。観光には飲食、土産品、交通、宿、体験など幅広いジャンルが関わりますので、みなさんが関心の高い分野でお仕事をマッチングを心掛けています。
こうした観光地域づくりの仕事とともに、みなみあそ観光局では「地域おこし協力隊」の最長3年という任期をフルに活用して「自分に何ができるかを探す時間」にあててもらいたいと考えています。
これまで活動してくれた協力隊員は「将来、南阿蘇で起業したい」「自分のお店を持ちたい」と夢を持った方々です。知らない土地で0から起業するには資金面や人脈づくりがネックとなりますが、「地域おこし協力隊」であれば、業務を通じて人との繋がりを構築したり、空いた時間を利用して起業準備をしたりと起業に向けた地盤を固めることができます。
地域おこし協力隊として活動した先輩たちはその後、南阿蘇村を拠点にゲストハウスを開業したりクリエイターになったりと活躍しています。
例えば「将来は飲食店をやりたい」という方であれば、食関係の商品開発プロジェクトに取り組んでもらったり、伝統食の継承をする料理教室を企画してもらったり。あるいは、現金決済しかなかった飲食店の会計システムをサポートするなど、地域の課題は山ほどあります。そうしたさまざまな課題を解決していくなかで得た経験やご縁は、みなさんの将来に大きく役立つはずです。
「都心から移住して自然豊かな場所で仕事がしたい」
「自分の持っている経験やスキルをローカルな観光の分野で活かしたい」
そんな方にピッタリの働き方が見つかります。
みなみあそ観光局では、これまでのキャリアややりたいことをお聞きした上で、どんな働き方ができるか? また移住までの流れや移住後の生活についてお答えします。「実際に南阿蘇へ足を運んでみたい」という方は現地で仕事や生活のリアルな現場をご覧いただき、遠方で南阿蘇へお越しいただくことが難しい場合にはzoomなどオンラインでお話しすることも可能です。まずは気になることを気軽に尋ねてみませんか?
「実は私も東北出身。縁あって南阿蘇へ移住し、南阿蘇での暮らしに魅了された一人です。みなさんの疑問や不安にも当事者目線でお答えしますので、どうぞ気軽にお尋ねください」と採用担当の小笹(オザサ)さん。
相談は「みなみあそ観光局」まで↓
TEL:0967-67-2222 担当:小笹(オザサ)
みなみあそ観光局・地域おこし協力隊
先輩(OB)インタビュー
山内さん
(自転車のなんでも屋『サイクルピット ぐるり』店主)
以前はマウンテンバイク競技選手としてメーカーと契約し、長野でレース活動をしていました。22歳で引退したあとに見つけたのが、みなみあそ観光局の「地域コーディネーター」の募集です。ちょうど自分探しをしていた頃で、前職を活かして「自転車を観光地なんかで遊びのツールとして使えたら」という思いがあったことので、観光案内所で働くっていいなと直感しました。
僕が入った当時は熊本地震からの復興さなか。新阿蘇大橋もなければ道路も整備されていない状況だったので、ロードマップに掲載するために村の観光名所をまわって情報を収集。また、得意分野を活かして観光客向けにスポーツタイプの電動自転車の貸し出しサービスにも取り組みました。任期を終えた今は、南阿蘇で「自転車のなんでも屋」として自転車の販売や修理、イベント企画や調査など幅広く活動しています
「地域おこし協力隊」って、外から見るとどんな仕事か分かりづらいイメージでしたが、「どこで」「どんなことをやりたいか」という視点に立ったとき、地域コーディネーターとしてみなみあそ観光局に入れたことは、僕にとってすごくラッキーでした。地域へ溶け込むには、とてもいい選択肢だと思います。
協力隊になりたての頃は「この3年間が終わったら自転車に関する何かをしたい」くらいで、具体的に自転車屋さんをやろうと決めていたわけではありません。
だけど地域コーディネーターとして関わるうちに、この景観を自転車で楽しみたい需要があること。またこの地域に自転車屋さんがないことをリサーチできました。そういう意味では、ビジネスチャンスを探す時間に充てられたと思います。
ちなみに僕は任期2年目のときに起業しました。協力隊は勤務時間の上限が月115時間に決まっていて、担当課や業務との折り合いがつけば、残りの時間は自分の事業に取り組めます。さらに地域コーディネーターの立場を利用して「実は自転車の仕事もしているんですよ」と宣伝できる。そういう意味では、しっかりとこの制度を活用させてもらいました(笑)。そしてご存知ない方も多いと思いますが、隊員の任期終了から1年以内に起業すると起業支援金として上限100万円の補助が受けられる制度があります。僕もこの制度を活用して店舗や事業に必要な機材を揃えることができました。協力隊を卒業したほかのメンバーも、この制度を活用してそれぞれ自分の事業に必要な設備投資に充てていました。
「地域おこし協力隊」という制度は全国にありますが、「みなみあそ観光局」の場合は南阿蘇というフィールドが好き、あるいは将来、観光に関わることをやりたい人にはもってこいの環境です。
観光案内所の仕事は南阿蘇の魅力を発信することで、宿一つとってもいろんなスタイルがありますから、その違いを説明する必要があります。観光案内所の業務を通してそうした知識の幅も広がりますし、自分の将来に活かしていける。この地域で起業するときにはネットワークができていて、何を始めるのにも動きやすいと思います。
ですから、まずは漠然とでも自分のやりたいことをイメージしておくことは大事。「お金をもらって、副業もしながら、実践的に学べる」というスタンスで飛び込めば、より自分の夢に近づきやすいし、大きく成長できると思います。
都市部から過疎地域等に住民票を異動し、地⽅公共団体が「地域おこし協⼒隊員」として委嘱。地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取り組みです(任期は概ね1年以上3年未満)。
「地域おこし協⼒隊」には
○自分の才能や能⼒を活かした活動
○理想とする暮らしや⽣き甲斐を発⾒
「地 域」には
○「ヨソモノ」「ワカモノ」の斬新な視点、熱意と⾏動⼒が地域の刺激になる
「地⽅公共団体」には
○⾏政ではできなかった柔軟な地域おこし策
○住⺠が増えることで地域活性化
令和4年度時点で6,447名の隊員が全国で活動し、隊員の約4割が女性。また約7割を20代・30代が占め、任期終了後はおよそ65%の人が定住しています(令和4年3月時点)。また隊員の任期終了後、起業・事業承継を希望する人には100万円を上限にした補助制度もあります(任期2年⽬から任期終了後1年以内の起業⼜は事業承継が対象)。
(参照:総務省 自治行政局 地域自立応援課のデータより)
就業時間は週30時間以内、副業もOK
拠点となる南阿蘇観光案内所の営業時間は9時~17時(シフトによって勤務時間は変動)。就業時間は原則、週30時間以内(月120時間勤務)なので、空いた時間を有効活用してアルバイトや個人事業主として活動することもできます。
詳細は南阿蘇村役場ホームページの募集要項をご確認ください。
https://www.vill.minamiaso.lg.jp/kiji0032932/index.html
土・日・祝日、GWや夏休みなどの繁忙期は観光案内やレンタルサイクル受付の業務が増えたりイベントを開催したりする場合があるため、週末や祝日を含めた勤務をお願いしています。長期休暇や時間調整は柔軟に対応していますのでご相談ください。
<既定の「南阿蘇村地域おこし協力隊応募用紙」と「履歴書」(いずれも以下の南阿蘇村役場ホームページからダウンロード)へ記入し、「住民票抄本」とあわせて郵送またはメールでお送りください。
南阿蘇村「地域おこし協力隊」募集概要 ※必ずご確認ください
https://www.vill.minamiaso.lg.jp/kiji0032932/index.html
申込先
〒869-1404 熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字河陽1705-1
メール:sangyo@vill.minamiaso.lg.jp
南阿蘇村役場 企画観光課「地域おこし協力隊員募集係」宛
電話:0967-67-1112
※申込〆切:随時募集
※提出書類は返却されません。規定人数に達した場合、応募は締め切ります。詳細・募集状況については南阿蘇村役場ホームページをご確認ください。